天上天下唯我独尊

強いなぁ!って言われたい

国語

私は国語が嫌いである。いつから嫌いになったかは定かではないが、
たぶん小学5年生くらいからだと思う。それまでは、国語が特別嫌い
であった訳でもないし好きだった訳でもない。

では何故私が国語に嫌悪感を覚えたか?それは、日本の(もしかしたら
他国もかもしれないが)国語のテストに問題があると考えている。
テストの答案には、正解と不正解がある。これは当然である。
しかし、漢字の読み書きはともかく、『ここで作者がいいたいことは?』とか
『感想を書け』とかという問いに正解・不正解があっても良いのだろうか。

繰り返しになるが、テストだから基本的には○×(ときに▲)があるのは、
当然であるが、上記のような問いに対する解答は十人十色でも良いのでは
ないか。
私は小学生の時に、これらの問いに対し、自分なりの考えを解答し、
思い切り『間違い』と×された。このとき、子供ながらに自分自身を否定
されたようで、例えようのない嫌悪感を覚えた。
でも、そのときは何故自分の解答が間違っているのかを先生に尋ねることも
出来ず、ただ自分の答えが間違っていることを無理矢理理解しようとした。

そのときに、何故自分の答えが間違いかを先生に聞いていたら、もしかしたら
国語が嫌いにはならなかったかも知れないと思うと私にも問題があると思う。
そのときの先生の対応にもよると思うが。

でも、私は声を大にして言いたい。上記のような問いに対して、子供が一生懸命
考えて出した答えは全て正解であると。特に子供のときは同じ文章を読んでも、
異なる感想があって当然だと思う。それを○×で判断するのは評価の方法として、
間違っていると思う。

いずれにしても、そのときから私は国語にまつわるもの(読書、作文等)を
極力避けるようになった。
テストに至っては、上記のような問いに対し、自分の考えを答えるのではなく、
模範解答を暗記するようになった。

高校まで国語とこのような付き合い方をした結果 私は非常に表現力に乏しく、
文章作成能力に至っては、小学生以下となってしまった。
大学では工学部ということもあり、私の文才の低めるのに更に拍車がかかってしまった。

我が息子は現在小学5年生。現在のテストの内容を確認するも、やはり同内容の
問いがあり、幸い我が息子は模範解答と自分の考えが同一だった為○になって
いたが、もし、×だったらとことん納得できるまで先生に何故間違いか説明して
もらうよう息子に伝えた。我が子には私のようになって欲しくないので。

私と同じような理由で国語嫌いになった人はいるのだろうか??