リクルーター
今日 来年度新入社員募集の会社セミナーで、『先輩社員から一言』
コーナーに借り出された。
総務より一通り会社の説明をしたあと、このコーナーで約30分程
話さなければならない。仕事柄、商品やサービスのプレゼンは
客先で数十名の前で何回も行っており、1回のプレゼンで2時間くらいは
平気でしゃべっていられるのだが、新入社員募集の会社セミナーでは、
緊張度が異なるし、30分が異常に長く感じる。ちなみに、今回で3回目の
リクルーターであったが、やっぱり緊張したし、時間も長く感じられた。
普段の仕事と何が違うのか考えたとき、あることに気付いた。
まず、普段の仕事では、その商品なりサービスについての知識、知見や
経験などが自信となって、『自分が一番良く知っている』という自負があるため、
自分より更に賢そうな客先を相手にしてもほとんどひるむ事はないし、
フリートークもできる。
しかし、私は学生達にとってどのような話をしてあげれば良いのか
未だ良く判らないまま話しているので、話の内容に含蓄がなく、自信なさげに
話してしまうのだと思う。目的が明確でないので、内容に抑揚がなく通り
いっぺんとうの話になってしまう。すると、フリートークが出来ない為、
時間が長く感じる。
本来 総務から期待されているリクルーターは数十人の学生の中から、
優秀な学生を発掘することであるが、私は未だそこまでに至っていない。
まずは、自分がリクルーターとして学生達に何を与えてあげれば良いか
考え、目的を明確にしてから、話す内容を考えなければならないと思う。
2ヶ月に1回くらい回ってくるリクルーターで何とか、これをマスターし
本来の目的である人を見ることができるように早くなりたいと思う
今日この頃である。
しかし、リクルーターって...私も歳をとったものである。