天上天下唯我独尊

強いなぁ!って言われたい

人生の岐路

昨日、元私の部署の同僚から晩飯に誘われた。
彼の部署の仕事は大変らしく、日々奮闘しているらしい。
そんな中で、ポロっと『明後日、最終面接ですねん。』と
漏らした。
何!?そう、同僚は転職を考えているらしい。
でも、こんな就職氷河期にと思ったが、そこはさすが能力を
持っているものは違う。ヘッドハンティングされたそうだ。

そういうことか。現代社会が新卒者を取らないのは、人件費の
負担が重荷になるからではなく、育てている悠長な事は
言ってられないからなのだ。
その人を雇って必ず会社に利益をもたらしてくれるなら、
企業はどんなに高い人件費を投じても人を採用する。

きっと、このようなヘッドハンティングが頻繁に行われているから
新卒者まで仕事が回ってこないのであろう。

話はそれたが、同僚は転職経験のある私の意見を
聞きたかったらしい。
私の意見が彼の人生を左右するのであれば、意見を
言うつもりは無かったが、彼は既に決断しているようであったので
話すことにした。
私も二度、人生の岐路に立った。
私の性格は『迷ったら変化』なので、どちらも会社に残るではなく、
転職の道を選んだ。
正直、転職して後悔した事もあった。前の会社にいれば今頃
もっと面白い仕事が出来ていたかもしれない。
裕福だったかもしれない。それなりのポジションにいたかもしれない。

でも、会社に残っても、『あのとき転職したら・・・』という後悔は絶対
すると思った。一度しかない自分だけの人生、どうせ後悔するのであれば
私は動いて後悔したかった。
でも、今は後悔などしていない。今が一番良いと本気で考えている。

こんな私の意見が彼の参考になったかどうか、わからないが、
私は、いずれにしても彼の健闘を祈るしかない。

個人的感情では、彼には会社に残って欲しいが・・・