チビの哀愁

運動会シーズンになるといつも思い出す嫌な思い出がある。
特に中学・高校の時。

私は幼稚園のときからチビで、未だにチビである。
それでも、小学生まではチビであることを、そんなに
コンプレックスに思っていなかった。
運動能力は高い方だったし、事実幼稚園・小学生共に
走りはいつも1位だった。

でも中学・高校は帰宅部で(これが良くなかった)、当然クラブに
入っている連中との運動能力の差は歴然となり、小学生の頃
負けたことの無い奴にも走りで負けるようになってしまった・・・

チビでも運動能力が高いと、周囲からも一目置かれるのだが、
運動能力が低いと本当にただのチビになってしまう。
特に屈辱感を味わうのはフォークダンス。背の高い順番に
並んでいくので、いつも一番チビだった私は当然一番最後に
並ぶ。しかも男子の方が多いクラスだったので、私の相手となる
女子は存在しない・・・
私はいつも男子とフォークダンスをせざるを得なかった・・・

今でもチビだが、私より背の低い人もたくさん居る。
どうせ、最終的に今の身長になるのであれば、中学で既に
今の身長になれれば良かったのにと何度思ったことか・・・

娘は平均的な身長であるが、息子は私の血を引いてしまったのか、
私ほどではないが、チビな方である。

息子には私と同じ屈辱感を味わわせたくないのだが。