天上天下唯我独尊

強いなぁ!って言われたい

最終日

最終日。
午後便で帰るので、午前中は子供らを海に行った。
結局 5日間毎日海に行く事になり、子供らも私も
真黒に日焼けした。

最後の昼食は喜界島でお世話になった人を招待した。
喜界島で多大なもてなしを受けたことを思うと、御礼しても
し足りないが、何とか少しでもと思い、御礼させて頂いた。

そこで、一番お世話になった妻の母親の友人が、息子に
説教してくれた。息子が悪いことをした訳ではないが、
今後の息子の人生にとって非常に有意義な話をしてくれた。
本来親である私か妻がしなければならないことであるので、
情け無い気持ちになった。
優しさだけでなく、時には厳しくしつけるので島の人は皆
良い人になるのであろう。また、その厳しさの中にもぬくもりが
あるので尚更である。

いよいよ別れの時、バス停みたいな搭乗口を通る際、
私に『辛くなったら喜界島を思い出しなさい。』と声を
かけてくれた。
私は、これまでのもてなしにこの上ない感謝の念を抱いて
いたところに、更に優しい言葉をかけられ、思わず感
極まってしまった。

私には、実の親や故郷とは別に、いつでも帰れるところが
できたと思った。
喜界島に行けば、いつでも両手を広げて待ってくれている人がいる。
私の人生においてこんなに嬉しいことは無い。

台風6号の影響で、飛行機が飛び立つときは雨が降り出した。
思えば、今回は天候にも恵まれた。行きは台風5号に不安を
持ちながら、到着後は台風が去った。帰りは帰る直前まで
雨が降らず、台風6号の影響をうけることなく無事帰阪できた。

良く考えれば、この時期の南の島に行くのは非常にリスキーだ。
毎週のように台風がくるので。
でも、今回は台風と台風の合間の一番良い時期に旅行することが
できた。

今回の奄美大島、喜界島旅行に関わって頂いた全ての人、それから
絶好を天気を与えてくれた神様に感謝したい。
短期間であったが、島での生活で心の洗濯ができた。
都会の生活ですさんでしまった私の心は、喜界空港で涙といっしょに
流れていったのだろう。

また、そう遠くない将来に喜界島に帰りたいと思う。

この写真は奄美空港から撮影したもの。飛行機の向こうに
見える島が珊瑚礁の島 喜界島。