私に影響を与えた音楽15

Kiroroの『未来へ』。
娘が妻のお腹にいるとき、既に女の子とわかっていたので、
名前をどうしようか考えていたときによく聴いていた曲です。
非常に良い歌なので、この歌から娘の名前のヒントを探して
いました。結局は、歌詞からダイレクトに引用した訳ではなく
音だけ使用することになったが、今の娘の名前を考えるに
当たって出発点になったことは間違いない。
娘の名前には、この歌にある、明るい未来に向って歩んで
欲しいという意味、妻の名前からの引用で妻のようになって
欲しいという意味、スケールの大きい人間になって欲しいと
いう意味を込めた。

それからしばらくこの曲から遠ざかることになるが、思いも
よらないところでこの曲と再会する。
仕事で北京に出張に行ったとき、CD屋さんでどこかで聴いた
ことのある曲が耳に飛び込んできた。
『未来へ』の中国バージョンである。中国でのタイトルは
『後来』(ホーライ)。日本語の歌詞の出だしが『ほーらー．．．』
で始まる音をそのままタイトルにしたのだろう。

結局北京は7回ほど行く事になったが、北京ではいつもこの
『後来』を聴いていた。今でも『未来へ』を聴くと北京を思い出す。
台湾ほどではないが、北京も1回の出張で最長2週間ということも
あったので結構タフな仕事内容であったので。

そのあと、またしばらくこの曲から遠ざかるが、また思いもよらぬ
ところで再会する。
今年の2月。息子の学習参観。息子らはちょうど10歳ということで、
2分の1成人式というテーマで発表していた。
各々にこの10年間で一番嬉しかったことや楽しかったことを発表し、
最後にクラスみんなでこの『未来へ』を合唱したのだ。

びっくりすると同時に、前述した娘が妻のお腹にいる頃、北京での
しんどかったことを思い出すと共に、目の前で成長した息子が
『未来へ』を歌っている姿を見て、また涙腺が緩んでしまった。

この曲には何度も感動をもらった。
次回どこで再会できるか楽しみな名曲である。


↓中国語バージョン