天上天下唯我独尊

強いなぁ!って言われたい

キャッチボール

今日 久しぶりに息子とキャッチボールをした。
これまで、ほぼ毎週していたのですが、ここ最近は
土曜日に仕事だったり、雨の影響でしていなかった。

淀川河川敷までの道のりで、『少年野球チームに入ったら』
との誘いには、いつもと同じく返事は無い。
そう、彼はキャッチボールはするが、野球チームには
入っていないのだ。

私の子供の頃は男子のほとんどが野球をやっていた。
っていうか子供時代の娯楽と言うと野球くらいしかなかった。
私も物心ついたときは(たしか3歳くらい)には、歳の離れた
兄の影響で既にグローブとバットを持って毎日のように
野球していた。そのため、誰に教えられることなく、自然に
ルールも覚え、その能力も有望視されていた。
当然 小学生の頃の夢は野球選手であった。
私は彼と同じ小学5年生の時にそのときの友人A君の
誘いで少年野球チームに入った。(A君とは後に18年の
時を経て草野球で相手チームの選手として再会する)

ところが、今の子供には野球以外に色んな娯楽がある。
だから、息子は私と同じようににはならなかった。
私は強制的に野球をさせるのが嫌で、いつか自分から野球を
やりたいと言うと信じ、ひたすら待った。
阪神戦も連れて行った、自分が野球をしている姿も見せた。
しかし、いつまでたっても息子は野球をやるとは言わなかった。
息子の友達の中に数人少年野球をしているにも拘らず...
仕方なく、グローブとバットを買い与え、キャッチボールから
始める事とした。
すると、息子はみるみるうちに投げる球が速くなり、打つのも
うまくなっていったのである。

ある休日、いつものように河川敷でキャッチボールをしていたら、
近くで少年野球をしていた監督さんから、息子に野球をさせないかと
誘われた。
その監督さんは、我々が毎週のようにキャッチボールをしているのを、
ずっと見ていたらしく、是非チームに入って欲しいと言うのだ。
でも、その判断を息子に任せると決めていた私は、息子に聞いてみたが、
息子の返事は『考える』だった。
あとで、息子に確認したところ、息子もキャッチボールをしながら、少年野球
を見ており、監督が子供たちに浴びせる罵声が怖いとのことであった。

自分の子供の頃は物心ついたときから、エラーすると罵声を浴びせられ、
野球チームでは、時にバットでシバカレ、しごきを受けることが当たり前と
思っていた。しかし、息子はこれまでの彼の人生で、怖いと思うほど罵声を
浴びせられたことがないのだ。(今はバットでシバクことはないと思うが)
確かに、その経験がなければ、怖いと思うのも理解できる。きつく叱られる
ことに対して免疫がないのだ。

でも、息子のこれからの人生を考えると、罵声(ストレス)に対する免疫も
必要だと考える。その為にも一つの方法として少年野球チームに入る
ことを息子に強制するべきかどうか、親として迷っている。
私は子供の判断に任せているという言葉で、親として責務から逃げて
いるだけかもしれない。ときに親が子供導いてあげないといけない時も
あるはずだ。それが今かも知れないのだ。
私は幼い頃に父親を亡くし、父親像というものが全く無い。なので、こんな
時に自分の父親ならどうしたかわからないのだ。
父親像に関しては、後日べつのログで語ってみたい。

いずれにしても、私は息子に野球をさせるべくかどうか迷っている。